【お城の教養】図を使ってお城の「石垣」と「土塁」について分かりやすく解説!

僕のデート小話

こんにちわ!「お城デート♡」推奨家&評論家のりょーすけです!

皆さん、お城デートは順調ですか?

つい最近、女の子とお食事デートしてきたのですが(お城ちゃうんかい)

お店入ってすぐに

👩「私、今のままで幸せだから恋愛とかしたくないんだよね~」と言われました

これってもうゲームオーバーですか?

まだ攻略するチャンスはありますか?

もしデートの軍師がいればご教授よろしくお願いします🙇‍♂

前回はお城の「破風(はふ)」と「堀」について紹介しました!屋根の造りがお城によって微妙に違うので、その辺も楽しく見れるようになります!

【お城の教養】図を使って分かりやすく解説!お城の「破風」と「堀」編  
お城の破風と堀について徹底解説!

それでは今回のテーマへ出陣🐴

土塁 (どるい)

土塁はお城の外側に位置する最前線の防衛として機能していた 

 山城の場合は、自然物の断崖や山の斜面を削ることで、容易に土塁を造ることができ 

 平城の場合は、堀を掘る際に排出される土を盛り上げて固め、勾配をつけることで造られた 

 土塁を造る際に特にこだわっていたのが勾配だ。勾配が急すぎると土崩れが起こりやすく、緩やかすぎると敵に侵入されやすい 

 よって、土塁が崩れにくく、敵が登りにくい傾斜45度が理想とされた 

 そして土塁の高さは3メートルから5メートルもあり、さらにその上に土塀木柵などを設けることで、より高くしていた 

当時は槍を立てて持ち歩いていたため、敵から城内の様子を知られないために、槍以上の高さ(槍=約5.4メートル)が必要だったのだ 

 武者走りと犬走り 

 土塁は敵を迎え撃つ場となっていたため、迎撃のための工夫がされていた 

 それが「武者走り」「犬走り」 

 土塁の内と外には通路状の部分が設けられ、内側を武者走り、外側を犬走りという 

 犬走りは土塁を安定させるためのある程度の幅が必要だった 

 しかし、それだと敵の足がかりになるため、できるだけ狭いほうが良い 

 つまり、犬しか通れない広さということで犬走りと言われている

石垣の種類 

石垣に用いられる石は固いことが求められてたため、火山岩系の安山岩や深成岩系の花崗岩が好まれていた

基本は築城付近から切り出して運ばれるが、付近にふさわしい石がない場合は遠方から運ばれていた

また、廃城や寺社の石造物から転用していたケースもある

石垣を築く際に重要なのはその積み方だ

石垣の積み方でお城の強度や見栄えか変わる

野面積み(のづらづみ)

ほとんど加工されず、同じ大きさの自然石を積む方法だ

野面積みは排水性が高いことがメリットだが、積石の形が不統一でなためでこぼこで、石と石の間に隙間がある。その隙間に小さな石を詰め込んでいたが、攻城側の中にはボルダリングのように石垣を登る敵もいた

打込み接ぎと切込み接ぎ

石を加工する技術が生まれると、積石の表面をある程度加工したうえで、石積をする「打込み接ぎ」(うちこみはぎ)が行われるようになった

さらに時代が進むと、積石を整形し、切り石のみで積み揃えられる「切込み接ぎ」(きりこみはぎ)が用いられるようになった

打込み接ぎと切込み接ぎの登場は、石垣をより高く急勾配にすることが可能になっただけでなく、石垣の隙間がなくなり、敵がよじ登りにくくなった。

その後も石垣の技術は向上し、下半分の緩やかな勾配が、上に行くに従って急勾配になる「反り」(そり)が生まれる

これだと上部が急勾配で簡単に登ることができないため「武者がえし」とも呼ばれる

今回も僕の記事を読んで頂きありがとうございます!少しでも皆さんにお城の魅力が伝わってくれてたら嬉しいです!

過去の投稿も載せておくので気になる方はぜひ!それではまた!

「天守」編https://muromati1392.com/letter-12/

「曲輪(くるわ)」編https://muromati1392.com/letter-11/

「山城、平山城、平城」編https://muromati1392.com/letter-10/

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